【日本酒ニュース5本】2025年8月11日版|業界の最新トレンド|新商品・受賞・イベント【毎日更新】
毎日更新でお届けする「日本酒ニュース5本」シリーズ。
2025年8月11日(月)は、新商品リリースや限定酒の登場、酒蔵の受賞情報、全国各地のイベントなど、
日本酒ファン必見の話題を厳選してご紹介します。
出勤前や休憩時間にサクッとチェックできるよう、1記事5本にまとめています。
今日もあなたの日本酒ライフを彩る最新情報をどうぞ!
目次
- 1 【速報】七賢(山梨銘醸)『SHICHIKEN SPARKLING SAKE — EXPRESSION 2012』数量限定発売:2012ヴィンテージを再発見する熟成スパークリング(2025年8月20日出荷開始)
- 2 忠孝酒造『月の蒸溜所』がISC 2025で最高金賞(ダブルゴールド)を受賞:泡盛6品が世界の舞台で輝く
- 3 「若手の夜明け2025 BEIJING(SAKEJUMP CHINA 2025)」開催:中国・北京で注目若手蔵元が集結、8月8日〜10日
- 4 「SAKE Meets! Week」大阪・うめきたで8月1日〜17日開催:全国8蔵37銘柄、日本酒の夏体験フェス
- 5 猛暑でも年間約15℃で安定熟成!京都・南丹の日吉ダムで日本酒240本が「ダム仕込み」で熟成中
【速報】七賢(山梨銘醸)『SHICHIKEN SPARKLING SAKE — EXPRESSION 2012』数量限定発売:2012ヴィンテージを再発見する熟成スパークリング(2025年8月20日出荷開始)
山梨・白州の老舗蔵「七賢(山梨銘醸)」が、長期低温熟成した2012年醸造の純米大吟醸古酒をベースに再発酵させた“熟成スパークリング”シリーズの最新作「EXPRESSION 2012」を数量限定で発表しました。本記事では、発売日・価格・スペックや味わいの狙い、販売方法、そして購入の現実的な導線(楽天/Amazon等)までをまとめ、注目ポイントを整理します。
概要 — 何が発表されたのか
「EXPRESSION 2012」は、2012年に醸造された純米大吟醸の古酒を主軸に構成した熟成スパークリング日本酒です。2025年8月20日から順次出荷・販売が開始され、限定2,000本のリリースと公式に告知されています。容量は720ml、アルコール度数は約12%、販売価格は税込22,000円。ラベルにはジャン=フランソワ・ミレーの作品《落ち穂拾い、夏》(1853年)が採用され、アートと熟成酒の組み合わせによるブランディングも大きな話題になっています。
スペック詳細
- 商品名:SHICHIKEN SPARKLING SAKE — EXPRESSION 2012(七賢)
- ヴィンテージ:2012年醸造の古酒をブレンド
- 容量:720ml
- アルコール度:12%
- 発売日/出荷:2025年8月20日より順次出荷
- 生産本数:限定2,000本
- 価格:22,000円(税込)
上記スペックと販売情報は公式アナウンスと報道を基にしています(予約受付は公式オンラインで実施中の旨)。
製法と背景:なぜ“熟成スパークリング”なのか
本品は“古酒”の持つ奥行きと、スパークリング特有のフレッシュさを両立させることを狙ったプロダクトです。2012年醸造の純米大吟醸をベースに、貴醸酒的なアプローチや再発酵(スパークリング化)を用いることで、年を経た複雑さと気泡の明快さを共存させています。ラベルの美術作品採用は、味わいの“時間軸(過去 ←→ 現在)”を視覚的にも表現する試みと受け取れます。
味わい(テイスティングの方向性)と飲み方
公式説明および報道では、青リンゴやマスカットを想起させる果実香と、ハーブのような爽やかさ、さらに長期熟成由来の深みと複雑さが共存するとされています。口当たりは繊細で丸みがありつつ、後半に向けてしっかりした余韻が残るため、冷やして(よく冷やしたグラスで)スパークリングワイン的に楽しむのが推奨されています。飲用温度は「冷やして◎」と公式に記載があります。
ペアリングの提案(編集部のおすすめ)
きめ細かい泡と熟成の旨味を活かすなら、塩味を抑えた魚介のカルパッチョ、白身魚の軽いマリネ、あるいはリッチなクリーム系の前菜とも好相性です。高級和食の前菜や洋風のアミューズと合わせると、アートワーク性の高いギフト用途にも適します。(編集部見解)
販売・入手方法(重要)
公式販売は七賢の直営店(酒処大中屋)、公式オンラインショップ、および一部百貨店や専門店での取り扱いが案内されています。限定数が少ないため、一般のEC(楽天/Amazon)に出回る前に公式で予約完了する可能性が高い点に留意してください。公式ページでは予約受付中の表記があり、ここからの確実な予約を推奨します。
価格評価・市場性(短評)
22,000円という価格設定は日本酒市場の中では“プレミアム”価格帯に入り、コレクターやギフト用途・企業の贈答用としても見込まれます。長期熟成酒の希少性とアートラベルによる話題性を掛け合わせた商品設計のため、転売や即日完売のリスクも考えられます(購入は公式予約が最も安全)。
関連情報(公式・報道)
公式商品ページ(予約・詳細): 七賢|SHICHIKEN SPARKLING SAKE EXPRESSION 2012(公式ページ)
銘柄(七賢)について:特徴と購入リンク
七賢(山梨銘醸) — ブランド概要(簡潔)
山梨・北杜市(白州)に拠点を置く伝統蔵。フルーティーでバランスの良い味わいを得意とし、地元の名水を活かした酒造りで知られます。スパークリングや生酒、長期熟成品まで幅広く手がけており、近年はデザイン・コラボや海外展開にも注力しています。
購入リンク(参考)
・公式(EXPRESSION 2012 予約) — 公式商品ページ(予約)
・楽天で「七賢」を探す(商品一覧/飲み比べセット等) — 楽天市場:七賢 検索結果(一般的な七賢の商品は楽天で流通あり)
・Amazonの一例(定番商品) — 七賢 純米酒 風凛美山 1800ml(Amazon)(※EXPRESSION 2012は限定商品のためAmazon/Rakuten掲載が無い可能性が高く、入手は公式予約が最短確実です)。
※本記事は公式リリースおよび報道記事を基に作成しています。最新の在庫・予約状況は公式ページをご確認ください。
忠孝酒造『月の蒸溜所』がISC 2025で最高金賞(ダブルゴールド)を受賞:泡盛6品が世界の舞台で輝く
沖縄の名蔵・忠孝酒造が2025年8月、世界三大酒類品評会のひとつ『インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2025』焼酎部門において、出品した泡盛6品すべてがメダルを獲得。その中でも「月の蒸溜所」が最高金賞(ダブルゴールド)に輝き、「忠孝 甕熟成 18 年古酒」および「忠孝 The Vanilla 14 年古酒」も金賞を獲得する快挙となりました。本記事では受賞した銘柄の概要、評価の意味、購入導線を詳しくお伝えします。
受賞結果の詳細
ISC 2025 焼酎部門において、忠孝酒造の泡盛6点すべてがメダル獲得。
ダブルゴールド(最高金賞):「月の蒸溜所」43度
ゴールド(金賞):「忠孝 甕熟成 18 年古酒」40度、「忠孝 The Vanilla 14 年古酒」43度
その他、「夢航海 30度」が銀賞、「よっかこうじ 43度」「忠孝 30度」が銅賞を受賞。
「月の蒸溜所」が最高金賞に輝いたポイント
沖縄県産米を使用し、忠孝蔵の「月の蒸溜所」はテロワールを重視した少量生産の特別蒸溜所。その独自製法から生まれる“おこげ香”と深い旨味が、国際審査員にも高く評価されました。
品質の裏付け — 権威ある品評会での連続受賞
忠孝酒造はISCのほか、IWSC 2025でも「月の蒸溜所」が最高得点(99点)&最高金賞を獲得し、「The Vanilla 14年古酒」も最高金賞に輝いています。世界規模で品質が認められているブランドです。
購入リンクと注目銘柄の特徴
月の蒸溜所(43度・500ml)
テロワール蒸溜の“珠玉のおこげ香”、深く芳醇なスイートビターな味わいが魅力。受賞後は注目度が急上昇中。価格は公式ショップで5,000円(税込)です。
公式ショップで見る • 楽天で「忠孝酒造」を検索 • Amazonで探す
※公式ショップ以外の流通在庫は限られるため、気になる方は早めに公式購入または通知設定をお奨めします。
「若手の夜明け2025 BEIJING(SAKEJUMP CHINA 2025)」開催:中国・北京で注目若手蔵元が集結、8月8日〜10日
日本酒界を牽引する20以上の若手蔵元が、中国・北京にて8月8日から10日まで開催される「若手の夜明け2025 BEIJING(SAKEJUMP CHINA 2025)」に出展。伝統や規模にとらわれず、次世代の醸造家たちが新たなファン層に向けて日本酒文化を発信します。本記事では、イベントの意義や参加蔵元、現地イベントの狙いを詳しくご紹介します。
イベント概要:いつ・どこで開催されるのか
「若手の夜明け」は2007年に始まった若手醸造家の祭典で、今年は中国での初開催となります。
開催日程:2025年8月8日(金)〜10日(日)
会場:北京市朝陽区 オリンピック森林公園内「POLPAS北辰荟」
目的と特徴:なぜ北京で開催するのか?
本イベントは、日本酒の海外展開を促進するプラットフォーム「SAKEJUMP」の一環として実施。中国は日本酒輸出金額で世界一の市場であり、現地での認知向上と若年層ファンの開拓が狙いです。現地人気イベント「亜奥潮飲節」とのコラボ開催により、日本酒の“近い体験”を提供します。
参加蔵元:注目の若手蔵は?
全国から選ばれた20以上の蔵元が出展予定。そのリストには、上川大雪(北海道)/飛良泉(秋田県)/陸奥八仙(青森県)/谷泉(石川県)/二兎(三重県)/龍勢(広島県)など、多様な地域とスタイルの若手蔵が並びます。
注目ポイント:業界の次世代を担う祭典
「若手の夜明け」は蔵の規模や歴史と関係なく技術と創造力を評価し、若手蔵元同士が切磋琢磨できる場。北京開催は、国境を越えた日本酒文化の新たな広がりとして注目されます。本イベントにはジェトロ北京や在中日本大使館も関わり、文化交流・市場開拓の側面も兼ね備えています。
参加方法・来場の視点
現地での一般来場チケットやオンライン参加案内は公式サイトおよびSAKEJUMPのSNSで随時更新予定。中国在住の方や旅行者にとって、日本酒の“体験型イベント”として魅力的な機会です。今後の次回開催やオンライン報告にも注目したいところです。
本記事はPR TIMESおよび関連報道を参考に作成しています。詳細や最新の参加情報は公式情報を随時ご確認ください。
「SAKE Meets! Week」大阪・うめきたで8月1日〜17日開催:全国8蔵37銘柄、日本酒の夏体験フェス
関西の「OSAKA Satellite EXPO 2025」連携イベントとして、大阪・梅田「ロートハートスクエアうめきた」で8月1日〜17日まで開催される「SAKE Meets! Week」。全国から選ばれた8つの酒蔵による37銘柄の日本酒が一堂に会し、「スタンプラリー」や「おつまみ」・「かき氷」など多彩な体験コンテンツを通じて、夏の日本酒文化を気軽に味わえます。
イベント概要
- 期間:2025年8月1日(金)〜8月17日(日)
- 会場:ロートハートスクエアうめきた(大阪市北区大深町5)
- 時間:平日15:00〜21:30、土日祝12:00〜21:30(L.O.21:00)
- 入場・料金:チケット制(10枚つづり3,000円/5枚つづり1,700円、会場受付にて購入)
(※料金・形式は現金不可、キャッシュレス対応)
参加酒蔵と銘柄
岩手「南部美人」、山形「出羽桜」、群馬「水芭蕉」、東京「澤乃井」、長野「真澄」、山梨「七賢」、福井「梵」、広島「賀茂泉」という全国8蔵。各蔵から異なる個性の銘柄が提供され、合計37種類が楽しめます。
体験型コンテンツ
- 蔵巡りスタンプラリー:8蔵全てのスタンプを集めると“蔵マスター”認定、“日本酒1杯分の特製チケット”プレゼント
- おつまみ12とちょっと:ピーナッツやチータラ、ビーフジャーキーなど、日本酒に合うおつまみ多種類をキャッシュオンで提供
- わたしだけのかき氷2025:25種類のシロップからオリジナルかき氷を作れる夏限定体験
注目ポイント
「SAKE Meets! Week」は単なる試飲イベントに留まらず、日本酒とおつまみ、体験を一体化した参加型フェス。関西万博の流れを受け、国内外から多数来場見込みで、「日本酒の間口を広げる夏の祭典」として注目されています。
おすすめ酒蔵:「出羽桜」のご紹介
特徴:山形・出羽桜酒造は、フルーティーで柔らかな口当たりとキレのある後味が魅力。デザートのような甘味や香りを大切にした吟醸酒で、日本酒初心者にも人気のある銘柄です。
購入リンク:
・楽天市場で「出羽桜」を検索:楽天:出羽桜 検索結果
・Amazonで「出羽桜」商品一覧:Amazon:出羽桜
※本記事はプレスリリースおよび報道情報に基づいて作成しています。詳細や最新情報は公式サイトをご確認ください。
猛暑でも年間約15℃で安定熟成!京都・南丹の日吉ダムで日本酒240本が「ダム仕込み」で熟成中
京都府南丹市の多目的型ダム「日吉ダム」の冷涼な堤体内を利用し、地元の大石酒造が純米吟醸酒240本を3ヶ月熟成させる取組が話題です。天然のクーラー環境による熟成効果を検証するとともに、「ダム仕込み酒」として地方ブランド化も目指します。本記事では、プロジェクトの背景や進行状況、地域活性との関わりについて詳しくお伝えします。
プロジェクトの背景と実施主体
猛暑の影響が続く中、日吉ダム内部の最深部は年間を通じて約15℃と温度が安定していることから、南丹市や水資源機構桂川・猪名川ダム総合管理所、大石酒造が協力し、ダム内部での酒の熟成実験を開始しました。市商工観光課による地域資源活用の一環として、地域ブランド構築を見据えた試みです。
熟成の流れとスケジュール
7月下旬、市内の酒蔵より純米吟醸酒の一升瓶を240本用意し、ケースに入れてダムの堤体内にある管理通路に搬入。ここで約3ヶ月間熟成させ、秋頃に取り出して「ダム仕込み酒」としてリリースする予定です。まろやかな味わいが見込まれるこの酒は、地元の特産品として注目されています。
注目ポイント:天然環境×酒造のコラボ
ダム内部のひんやりとした自然環境は、人工的な冷蔵庫に代わる“究極の熟成庫”として注目。温度変化が少ないため、熟成酒特有のまろやかさや旨味がより安定しやすいと期待されます。さらに「ダム仕込み」というインパクトあるネーミングは、話題性の観点からもPR効果が高く、地域活性や観光資源としても期待されるところです。
地域とのつながりと今後
大石酒造の大石博司社長(84歳)は、この取組について「ダム仕込みの酒としてブランド化し、海外への販路も視野に入れたい」と語っています。地元の清流や自然環境と一体になった日本酒づくりは、地域PRや新たなファンの創出にもつながる可能性があります。
注目銘柄:「翁鶴(おきなづる)」について
特徴:京都・丹波の地に根ざす大石酒造が、約300年の歴史と伝統技術(丹波杜氏の生酛造り)を守り続ける代表銘柄。「翁鶴」は米の旨味とまろやかさを大切にした、コクとキレのバランスが良い日本酒です。蔵見学や試飲体験もできる「酒の館」も好評です。
購入リンク(参考):
・楽天市場で「翁鶴」を検索 — 楽天:翁鶴 検索結果
・Amazonで「翁鶴」商品一覧 — Amazon:翁鶴
※本記事は朝日新聞ほか報道および自治体発表を基に構成しています。最新情報や商品の入手は販売元サイトをご確認ください。
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