日本酒「No.6」を飲む前に知りたい味の特徴とおすすめの楽しみ方【新政酒造】

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日本酒ファンの間で注目を集める銘柄、No.6(ナンバーシックス)。その独特の味わいは、初心者から通まで幅広く支持されています。

本記事では、No.6の特徴や香り・口当たり、ラインナップ別の味わいまで詳しく紹介し、購入前に知っておきたいポイントをまとめました。

▼No.6が買える特約店・正規取扱店についてはこちらの記事をご覧ください

日本酒「No.6」(ナンバーシックス)とは

ブランドの特徴とコンセプト

酒瓶に大きく「6」と描かれているのが特徴(出典:PR TIMES)

「No.6(ナンバーシックス)」は、秋田県の蔵元・新政酒造が手掛ける革新的な日本酒ブランドです。名前の由来は、蔵が自家培養している「協会6号酵母」。この酵母は全国の酒蔵で使われる酵母のルーツであり、発祥の地である新政が原点に立ち返る形でブランド化しました。

最大の特徴は、シリーズすべてが生酒(火入れを行わないフレッシュな酒)である点です。年間を通じて生酒を安定供給できるよう徹底した低温管理と流通体制が整備されており、ワインのようにヴィンテージや個性を楽しめる新しいスタイルの日本酒として人気を集めています。

製造元(新政酒造)と酒米のこだわり

新政酒造の外観(出典:Wikipedia

新政酒造は、1852年(嘉永5年)創業の秋田を代表する老舗酒蔵です。蔵の方針として「秋田県産米100%」「生酛造り(きもとづくり)」「木桶仕込み」など伝統的かつ持続可能な酒造りを徹底しています。

No.6シリーズに使用される酒米は、秋田県産の契約栽培米に限定。精米歩合はタイプごとに異なりますが、一般的に45〜55%程度まで磨き上げ、酵母と米の個性を最大限に引き出しています。

この「地域とともにある酒造り」という理念が、No.6の希少性と独自のブランド価値を支えています。

参考・出典:新政酒造公式サイト:No.6Sake Data Bank – No.6 詳細情報

日本酒「No.6」の味わいの特徴

No.6 S-typeのフレーバーチャート(出典:Sakenomy

香りの特徴

日本酒「No.6」は、リンゴや白桃を思わせるフルーティーで華やかな香りが特徴です。穏やかな吟醸香が調和し、グラスに注いだ瞬間から華やかさが広がります。

初心者でも親しみやすく、香りだけで「No.6」らしい個性を楽しむことができます。

口当たりと甘み・酸味のバランス

口に含むと、なめらかな口当たりと爽やかな酸味がまず感じられます。

甘みは上品に抑えられており、酸味とのバランスが絶妙です。この調和により、飲みやすさと奥行きのある味わいを両立させています。

飲みやすさと個性の両立

「No.6」は、華やかさと飲みやすさを兼ね備えた日本酒です。

軽快で爽やかな飲み口は日本酒初心者でも楽しみやすく、同時に繊細な香味や独自の酸が日本酒ファンをも魅了します。まさに、幅広い層に愛される実験的ブランドといえるでしょう。

参考・出典:新政酒造公式サイト:No.6SAKETIMESakenomy

日本酒「No.6」の飲み方・おすすめの温度

冷酒で楽しむ

日本酒「No.6」は冷酒で飲むのが最も一般的です。

冷やすことでフルーティーな香りが引き立ち、酸味と甘みのバランスがより明確になります。特に夏場や食前酒として楽しむ場合、冷酒は爽やかさを最大限に味わえます。

常温・ぬる燗での楽しみ方

常温やぬる燗にすると、香りは控えめになりますが、味わいの奥行きや旨味を感じやすくなります。魚料理や和食との相性が良く、温度による変化を楽しむことができるため、食事とのペアリングにも適しています。

おすすめのペアリング料理

冷酒では軽めの刺身や前菜ぬる燗では煮物や焼き魚などの和食との相性が抜群です。また、チーズや洋風の軽い前菜とも合わせやすく、幅広い料理と楽しめます。

日本酒「No.6」各タイプの特徴と味わいの違い

日本酒「No.6」は、世界最古の現存する協会酵母「協会6号酵母」を使用した革新的なシリーズです。

フレッシュで瑞々しい味わいを基盤としながら、タイプごとに明確なキャラクターが与えられているのが大きな魅力です。ここでは、それぞれのタイプの特徴を詳しく解説します。

R-type(アールタイプ)

出典:SAKETIME

「No.6」の入門編にあたるベーシックなライン。

  • 味わい:軽快でフルーティー、リンゴや洋梨を思わせる爽やかな香り。ガス感を含んだフレッシュさが魅力。
  • 特徴:シリーズの中でも最も親しみやすく、食中酒としても万能。
  • おすすめシーン:日本酒初心者や、まず「No.6」の世界観を試してみたい方に最適。

S-type(エスタイプ)

出典:SAKETIME

「R-type」をより磨き上げた上位バージョン。

  • 味わい:透明感のある酸味と、洗練された甘みが特徴。余韻はすっきりしながらも、奥行きを感じる。
  • 特徴:バランスが非常に良く、単体で味わっても食中酒としても楽しめる。
  • おすすめシーン:ワインのようにグラスで香りを楽しみながら、特別な食事と合わせたい方に。

X-type(エックスタイプ)

出典:SAKETIME

最上級クラスに位置づけられる希少タイプ。

  • 味わい:凝縮感がありながら、驚くほどクリア。トロピカルフルーツや白桃を思わせるリッチな香り。
  • 特徴:熟成を経ていないのに複雑さを持つ、まさに「究極のNo.6」。
  • おすすめシーン:特別な記念日や贈答品として。希少性が高いため入手難易度も高い。

A-type(エータイプ)

出典:SAKETIME

「No.6」の中で最も骨太で飲みごたえのあるタイプ。

  • 味わい:しっかりとした酸味とコク、ボリューム感のある飲み口。
  • 特徴:赤ワインのように濃厚さがあり、和食だけでなく肉料理やチーズとの相性も良い。
  • おすすめシーン:普段から日本酒を飲み慣れていて、力強い酒質を求める方に。

全タイプ比較表

「No.6」の各タイプを一目で比較できるように表にまとめました。

タイプ味わいの特徴香りおすすめシーン対象
R-type軽快でフルーティー、爽やかな酸味とガス感を持つ飲みやすい味わいリンゴや洋梨のような爽やかな香り日本酒初心者、食中酒として万能初心者向け
S-type透明感のある酸味と洗練された甘み、バランスの良い味わい柑橘系を思わせる清涼感のある香り特別な食事と合わせたいとき、グラスで香りを楽しむ初心者〜中級者
X-type凝縮感がありつつクリア、甘みと酸味のバランスが絶妙白桃やトロピカルフルーツを思わせる芳醇な香り記念日や贈答品、希少価値の高い一本中級者〜上級者
A-type骨太で飲みごたえのある味わい、酸味とコクの余韻が長い熟成感のある香り特別な日の一杯、肉料理やチーズと相性◎通好み

このように日本酒「No.6」は、いずれのタイプもフレッシュさと透明感を軸にしながら、それぞれに異なる個性を持っています。入門向けの「R-type」から究極の「X-type」まで、飲むシーンや好みに合わせて、選ぶ際の参考にしてみてください。

参考・出典:SAKETIMESakenomy

日本酒「No.6」ラインナップ別購入リンク

R-type

S-type

X-type

A-type

まとめ

日本酒「No.6」の味わいの総評

日本酒「No.6」は、香り・口当たり・酸味・甘みのバランスが絶妙で、初心者でも楽しみやすく、通好みのファンも満足できる個性を持っています。

ラインナップごとの特徴も明確で、好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。冷酒、常温、ぬる燗と温度を変えることで、さまざまな味わいの変化も楽しめるのが魅力です。

購入時のポイントや楽しむコツ

購入する際は、特約店や正規取り扱い店を通じて手に入れることが基本です。ラインナップごとに味わいが異なるため、まずはR-typeを試してみるのがおすすめです。

▼No.6の特約店・正規取扱店の一覧はこちら

また、食事とのペアリングや温度による味わいの変化を意識することで、No.6の魅力を最大限に楽しむことができます。

Posted by ぱぱ